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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

石像寺の釘抜地蔵 - Shakusoji(Shakuso Temple) and Kuginuki-jizo(The Stone Statue to pull out a nail) in Kyoto (Japan) -

2021
01


怒涛の2020年が終了した。一応明けましておめでとうございます。
当方にとってはただただにつまらない事が多いも不思議な事も多い1年間であった。
一番のショックはナゴルノ・カラバフの事だった…。
色々思う事は多い。
そして今年こそは縦横無尽に飛び回りたいものである。



去年の梅雨時、京都を徘徊している時、偶然通りがかったお寺があった。
何だか気になるので立ち寄る事に。


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巨大な釘抜…?


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此処は釘抜地蔵、石像寺。


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全く知らなかったのだが、此処は「人々の有りとあらゆる苦を抜く」パワースポットだった。
ある意味縁切神社と似たような役割を果たしそうな。


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石像寺は空海(弘法大師)により819年(弘仁10年)に創建されたという。
当初真言宗寺院であったが鎌倉時代に俊乗坊重源による再興を機に浄土宗に改宗され、
1614年(慶長19年)西蓮社厳誉上人が再興したという。


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地蔵堂の本尊は、空海が唐から持ち帰った石を刻んだとされている地蔵菩薩である。
この地蔵は苦しみを抜き取るということから苦抜(くぬき)地蔵と呼ばれ、
それが訛り釘抜地蔵と呼ばれるようになったらしい。


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こちらの絵馬は釘抜と八寸釘があしらわれたものだ。存在感が凄い。
それが本堂の外側にずらりと並んでいるものだから、圧が凄い。
参拝者はこのお堂の周りを竹串を手に何周も何周もぐるぐると周っていた。
その真剣な眼差しと姿勢、物見遊山で訪れた事が申し訳なくなる程だった。

このお参り方法だが本当に独特で、本堂の脇にある竹串をで自分の数え年の数だけ手に持ち
お堂の周囲を願掛けしながら一周するごとに一本ずつ返してゆくというものだ。
その際本堂正面に奉られているお賓頭廬様の自分が苦を抜きたいと思う箇所を撫でる。
(何だか刺抜き地蔵に通じる部分を感じなくもないような)
病気や怪我でない悩み事で苦しんでいる場合は頭や胸を撫でるらしい。
大きな独鈷杵や宝珠なども置かれており前を通る際撫でるとより一層御利益を頂けるとの事だ。


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病気や怪我などの苦だけではなく、苦を感じる事柄ならば何でも抜いて頂けるらしい。
即ち心の苦しみも。


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住職は臨床心理士の資格を持っており、参拝者の心に関する相談にも応じてくださるようだ。
心の悩みか… その手のものを此処近年すっかり人に話す事が減った。
悩む事が減ったのか、悩む事が馬鹿らしくなったのか、悩むだけ無駄だと悟ったのか、悩むのが面倒臭くなったのか、
どれかは分からない、どれも当てはまるかもしれない。


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そんな時間があったら旧共産圏への愛を連ねたい… 私の駄目人間っぷりだけは年々加速しているに違いない。
考えても考えても解決しない苦しみは、時間しか癒してくれるものはないと思っている。
仕方のない事だ。


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尚此方、重要文化財である石造阿弥陀如来及び両脇侍像・石造弥勒仏立像も安置されている。
実に霊験あらたかなお寺なのである。






眠れなくなるほど面白い 図解 神社の話


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