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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

イグナリナ原子力発電所 - Ignalinos atominė elektrinė (Ignalinos AE) in Lithuania -

2021
21


原子力発電所。
東日本大震災を経験してきた私にとってそれは(いや、他の人々にとっても)生活必需と経済成長に
必需であるものの禁断の果実のような…そんな存在のように感じる。
(最も、あの時は東京にいたのではあるが。福島にいる家族との事、某原発から某被災した原発へ向かう
職員の中に親族がいた事、取り巻く環境の変化、投げかけられる心ない言葉…
色々あったな本当に…あれから10年以上経ってしまったのか。
時の流れは時として人を強くする、そんな物や事を、沢山見てしまった気がする。
…話は逸れたがイグナリナ原子力発電所の話に戻ろう)

リトアニアには、一般民間人が見学出来る原子力発電所が存在している。



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首都ヴィリニュスからそう遠くはない、イグナリナ原子力発電所。
緑に囲まれた穏やかな街だ。
モニュメントが見えたら道を曲がる、その先にイグナリナ原子力発電所がある。



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事前予約と入金をきちんと行なえば、外国人であろうと中を見学する事が出来る。
(それかツアーに参加する)
勿論見学出来る場所は限られている。
内部へのカメラの持ち込みは一切禁止だ。
案内をしてくださる職員の方が撮る写真のみ後ほどメールで送られてくる。
原子力発電所の外観なら撮影可能。自由に幾らでも撮って構わない。不思議だ…。
チェルノブイリ原子力発電所は、外観であってもエントランス、正面から撮影する事は禁止されていた。
(が、裏側にあるモニュメントの前からなら撮影して構わない)
今はもうそのルールも変わったかもしれないが。



20200629_ignarina-1.jpg



そしてやはり、2019年チェルノブイリのドラマが公開されてからイグナリナ発電所見学ツアーは
観光客が急増したそうだ。私が訪れたのは2017年、誰1人として他の見学者はいなかった。
イグナリナ原発はチェルノブイリ原子力発電所と設計が類似している為ドラマの屋外シーンも撮影された。



20200629_ignarina-2.jpg



イグナリナ原子力発電所(Ignalinos atominė elektrinė、Ignalinos AE、IAE)はリトアニア・ヴィサギナスに存在した
RBMK-1500型の原子力発電所である。
原子炉を2つ備えておりリトアニア唯一の原子力発電所であったが、EU加盟にあたり1号機は2004年末、
2号機は2009年末に稼動を停止した。



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