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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

ロシアの小さな廃地方空港 - An Abandined Small Regional Airport in Russia -

2021
15


国際空港の廃墟だったらキプロス共和国のボーダーラインにある廃空港、ニコシア国際空港に行った事があるが、
地方空港の廃墟は初めて……、いや、単純に記憶にないだけで他にも行っているかもしれない。
ブログにはまだアップしていないがアブハジアの国際空港の廃墟にも行った事はある、
しかしあそこは小規模で国際空港というよりも地方空港のにおいの方が強いかもしれない。



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1959年に建設されたこちらの空港。
1990年代まではこの地方の主要な民間航空港だった。
訪れた当初、小型航空機の飛行や空挺部隊の訓練に一部使用はされていたが、建物自体は廃墟と化していた。



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中の残留物は多くはあるがそこそこ酷く荒らされている。



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湿度が高く、カビと腐敗臭に充ち満ちている。



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カビで覆われた地図に記載された、日本。



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嗚呼此処から遙かなる我が故郷。
人生何があるか分かったものじゃない。何故遠いロシアの地で廃空港を撮っているのだろう。



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後悔こそないが肺にはよろしくない気がする。



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それにしても、妙な臭いが立ち込めている。
腐敗臭、獣臭、何らかの肉の臭い。
その答えは奥の一室にあった。



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床に広がる黒い絨毯。
いや、布?
いや、…犬の死骸だ。
何体もの犬の死骸が奥の部屋に集められていた。
全て同じ犬種の黒い犬。
年老いたようには見えない成犬と思われし犬の死骸。
なんでこんなに?同時期に死んだような死骸がどうして?
答えは出ない、でも、少なくとも此処に長居はしたくない。
ざっと撮影を済ませ足速に外へと出た。
今までにない奇妙な後味が残る廃墟となった。





廃墟のなかのロシア


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