ライクパークの廃ミュージカルシアター&展示ホール - Rhike Park, Music Theatre and Exhibition Hall in Tbilisi -
2022
22
ジョージアの首都トビリシの中心部を散歩していると「あれはなんだ…?」と目に留まる建築物を
数多く見かける。
ライクパークの廃ミュージカルシアター&展示ホールもそのひとつだろう。

滞在先より徒歩10分。橋の上より夜明け直後のその建造物。

ジョージアに訪れた最初の頃は、折角美しい街並みにどうして対照的な変な建造物を造るのだろう…
と思っていたが、数年後にはその変な建造物の虜になっていた…。

ライクパークは広い。早朝から若者たちがダンスの練習をしていたり、ジョギングやウォーキングに勤しむ人がいたり。

そして目の前までやって来た、ミュージカルシアター&展示ホール。
現在こちらの巨大な建物は廃墟となっている。
侵入する猛者もいるが…立地的に余りに目立つ。一応警察が警備に当たっている。
彼はにこやかに「入っちゃダメだよ」と言った。

まずはミュージカルシアター入り口。
曲線形状の美しさと近未来感。

ミュージカルシアターは566席。
アバノトゥバニもすぐ目の前の好立地、廃墟の侭なのは余りに勿体ない。

手前に見えるクラ川にかかるSFチックデザインの平和橋。後ろに広がる旧市街。
未来より過去を覗くような気分になってくる。

外周をぐるりと歩いていみる。

…なるほど、いたちごっこが行われているようだ。

巨大な蛇の下を潜っている気持ちにもなるような。

ミュージカルシアター&展示ホールのつなぎ目部分。

そして展示ホールへ。

この建築物のコンセプトはトビリシの変更と改修らしい。
2012年完成したこの建築物は、実際に使用された事はまだない。

公園の駐車場にはこんな車が放置されている。事故車だろうか。

この手の放置車両、首都にも関わらず結構な割合で点在している。

公園内に面白い球体の建物があるなと思ったら、実は気球だった。
上下するだけだが乗る事が出来る。アンコールワットでそんな気球乗ったな…。
ここにはナリカラ要塞に通じるロープウェイもある事だし、わざわざ乗る必要性は個人的に感じない。
早朝の不思議な建築散歩を終え、次の目的地へと向かうのだった。
旧共産遺産
スポンサーサイト