ゴリのジョージア料理レストラン - Georgian restaurant in Gori -
2022
11
一見そこは、民家のように見える。
ジョージアの何処にでもありそうな地方都市の一角。

しかしそこは、レストランだった。

外観から中が想像出来ない。
そんな場所がジョージアには沢山ある。

瑞々しいトマトのサラダ。

ワインはジョージアの魂よ、と、下戸なのに結構飲まされた。
しかし不思議とこの日は酔わなかった。とても美味しいワインだった。

可愛い壺に入った豆の煮込み料理。名はロビオという。
金時豆(キドニービーンズ)を使った物が代表的だが他の豆を使用したものもロビオという。
というか料理名のロビオ、材料名の豆全般の事もいう。

添えられたムチャディというとうもろこしのパン。
さっくりしっとりほろろ、とした食感で美味しい。

焼き茄子のペーストにつけても美味しいよ、と教えて貰えた。

口いっぱいに香ばしい茄子の香りが広がる。他のパンよりも遥かにムチャディに合う。
恐ろしい化学反応である、無限にムチャディが進む。

あっさりしたスープ。コンソメスープに近い。

チーズが入ったパン・ハチャプリと豆のペーストが入ったパン・ロビアニ。
ロビアニもハチャプリの一種だ。

チキンのシャシリク。ジューシィで美味しい、これも無限に食べられる。
ソースにつけて食べる事を勧められたがこのままで十分美味しい。

ジョージアのフライドポテト。揚げたてホクホク、芋好きの私狂喜乱舞である。

レストランではあるが、民家の中のレストランというか、民家がレストランというか。
生活感が出ていて素敵。
トイレを借りたいと言ったら洗濯機やバスタブもある普通のご家庭のバスルームに案内された。

庭には大量のワインを作る壺が転がる。そして猫が七匹もいた。

ジョージア伝統のダンスショー付き。
全員美男子であった、今まで出会ったジョージア男性で一番かっこいいと感じた方もいた。

目の前ギリギリまで逼る迫力ある民族舞踏。
行き着く間もないアクロバティックな動きが凄い。
前に南オセチアへ訪れた時、50を超えた男性がジョージアのダンスを披露してくれたのを思い出した。
(南オセチアは訪れた時の旅行記を発行しております、何卒よしなに)

ペロンと干された皮のようなものは、ジョージア伝統のお菓子。
トゥクラピという。フルーツレザーとも呼ばれ、葡萄、プラム、柘榴、キウイなどのフルーツを煮詰めた果汁を
乾かしたものだ。ちぎって食べる不思議なお菓子。
個人的にはキウイ味がお気に入り。
ジョージアの食にはいつも毎回毎回驚かされ新しい発見があるのが面白い。
グルジア映画への旅 映画の王国ジョージアの人と文化をたずねて
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