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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

ウラジオストクで2.6kgのカニを1人で食べた時の思い出 - King crab in Vladivostok -

2022
27


初めてウラジオストクへ訪れた時、1人の日本人男性と出会った。
すらりと背が高く端正な顔立ち、無意識に目で追ってしまう存在感。
成田空港内で見かけ随分カッコいい人がいるものだなと思っていたら、ウラジオストク到着後偶然同じタクシーに
乗り合わせる事になり仲良くなった。
曰く元モデルだと言う。
彼は言った「ウラジオストクカニを食べに来た」。
カニ?」
「うん、ウラジオストクカニが安く食べられるんだって」
「へー、知らなかった」
しかし結局、彼は一週間近いウラジオストクの滞在中バーキンしか食べなかったらしい。
意味が分からない。
彼は外国人の女の子が好きだと言う、だからウラジオストクに知り合った女の子たちに会いにきたのだ、と。
彼は女の子たちとバーキンしか食べなかったのだろうか…。
私はその時の滞在ではカニを食べなかったが、2回目のウラジオストク訪問でその事を思い出した。
カニ、食べるか。1人で」



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SVOY fête。
ウラジオストクでカニが食べられるレストランはないかと探した時ホテルから一番近いお店がここだった。
外にもカニのオブジェがぶら下がっているしカニ推しなのは間違い。



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丸々一匹の茹で蟹は1kg〜より。
店員さんに「カニ食べたい」と伝えたら「今日は大きいのしかないよ」と。
「どれくらい?」「3kgくらいだったと思う」「3kg…」「見る?」



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地下にも客席そして水槽があり、そこにカニは鎮座していた。
デカい。
でもこの先恐らくロシアでひとりでカニを丸々一匹食べるなんてことそうそうないだろうし、まぁいっか。
「これください」



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茹で蟹を待つ間、ホタテを食べる。新鮮プリプリとても美味しい。300RUB。



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と、アメリカーノ。ロシアへ行くと大体アメリカーノを飲んでいる。いや、日本でも飲んでいる。



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ぼへーっとしているうちに丸々大きなタラバガニがやってきた。正確には2.6kg。
デカい。



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ライスを抱き抱えている姿が可愛らしい。
このカニの量に対して少ない気はするがそもそもカニはそのまま食べるものだ。



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可愛い。
初・ひとりカニ。



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茹でたてほやほやあつあつのタラバガニ。新鮮そのものプリプリ美味しい。
なんだこれなら余裕でひとりで食べられるや。



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…と思っていたが脚の残り5本くらいでキツくなってきた。調子に乗りすぎた。



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ライスはバターライスのようなピラフのような、カニなしでも成り立つ美味しさだった。
カニでお腹いっぱいになる事なんてないだろうと思っていたが全然そんな事なかった、凄まじく満たされた。



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2.6kgのタラバガニ、この時の値段は5720RUB。
アメリカーノ130RUB。
ホタテも合わせて合計6150RUB。
安い…日本で食べたら一体いくらになるだろう。
もう二度とひとりでカニ食べないと思ったが、また食べてしまうかもしれない。


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