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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

ハバロフスクの軍事基地跡から極東の果てコムソモリスク・ナ・アムーレへ - From the abandoned military base in Khabarovsk to the end of the Far East, " Komsomolsk-na-Amure " -

2022
20


ロシア全土どんな僻地にも大小様々な廃墟と化した軍事基地が存在している。
ハバロフスクに現在一部をアルメニア人農夫が使用しているもののそこそこ残留物が残る
廃墟と化した軍事基地跡があると聞いたので行ってみた。



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…が、残念ながら不発だった。
よくある話しだ。



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それどころか馬に襲われた。頭をガジガジ齧られたのだ。
フードを被っていた為そこまでダメージはなかったものの、馬も人間の頭を齧るのだな…と、
心因的衝撃を受けた。



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気を取り直して早々に次の目的地へ。
ハバロフスクから車で6時間以上。
極東ロシアロシアの果てだがその中でも更なる果てへの入り口へ…。
目指すはコムソモリスク・ナ・アムーレ。
名前が長い。
ハバロフスク地方のアムール川下流の左岸に位置する港湾都市・工業都市で、日本の某企業も出入りしている。



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コムソモリスク・ナ・アムーレまでの道のりがまぁそこそこ地獄だった。
退屈の極み。6時間以上退屈の極みの地獄のドライブ。
白樺の森、湿地帯、白樺の森、湿地帯、白樺の森、湿地帯、白樺の森、湿地帯、白樺の森、湿地帯、白樺の森、……
無駄に広い道路、真っ直ぐに続く道、エンドレス白樺の森。ラジオは入らず車の走行音のみ。
気が狂うかと思った。



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嗚呼、漸くゴールも見えてきたのだな…という安堵感。



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コムソモリスク・ナ・アムーレにはバイカル・アムール鉄道(バム鉄道)と
ヴォロチャーエフカ・ジョムギ鉄道の分岐駅がある。



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バム鉄道の記念碑。
先に開業していたシベリア鉄道よりも600〜700km北を並行するルートを進む為第2シベリア鉄道とも呼ばれている。
いつか乗りたい…。



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車の運転は嫌いじゃないが、ハバロフスク-コムソモリスク・ナ・アムーレ間はもう運転したくないな…。
帰りも勿論コムソモリスク・ナ・アムーレからハバロフスクへ向かったのだが、実に分かり切った地獄だった。



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コムソモリスク・ナ・アムーレ最初の目的地は次回紹介するがとりあえず鄙びたというか
こういった景色や建物にばかりスルスル惹かれていく…。



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5月の初めだったがまだ冬のように寒かった。
雪がちらつく日さえあった。
それでも数日後の晴れ空の下は夏日のように暑かった。



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これは…。



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スターリンが許される土地なのか…。
ウラジカフカス(北オセチアそして南オセチア)のスターリン崇拝というかそんな感情には驚いたが
ここでの温度感もちょっと聞いてみれば良かった。
ウラジオストク、ハバロフスクに次ぐ極東ロシア第3の都市であるコムソモリスク・ナ・アムーレ。
しかし前者2都市と比べると…かなり違うというか独特なものがあるかもしれない。
その辺りも次の機会に。

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