キルギスに残る旧ソ連時代の工場 - Former Soviet-era Factory in Kyrgyzstan -
2022
08
中央アジア構成国のひとつ、キルギス共和国。
日本では専ら『キルギス』だが向こうへ行けば『キルギスタン』という名称で呼んでいる事に
妙に感動を覚えた。

首都ビシュケクに残るソビエト時代の工場。
現在ビシュケクは再開発真っ最中でどんどん古い建物を壊して新しい街へと生まれ変わっているという。

このソビエト時代の工場も一部は解体され一部は様々な企業により再利用されているが、
この姿を留めるのはいつまでなのだろう。

門にいるセキュリティに声を掛け中へ入れて貰った。

今は使われていない古道具もそのままに。

「ソビエト時代の工場はどんどんなくなっていくと思う。いいタイミングで来たと思うよ」
案内してくれた女性が言った。

当初キルギスへ行く予定はなかったのだが仕事で全てが嫌になり
「あーーーーーーーー………駄目だどっか行こう」
…と、唐突に二週間後キルギス行きを決めたのだった。限界だったのだ。

旅をする時はそこそこ計画的な方だとは思うのだが、この時ばかりは衝動でしかなかった。

すぐそこには軍事関連の工場があり、そこは近年『色々厳しくなった』という。

守られているからこそ残るものが多い。


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