清越金山/四
此にて、終幕。
また逢いまみえる迄。

柱の影からそっと覗く


トロッコがレールに乗ったまま、残されておりました。
此処の状態の良さには思わず恍惚の溜め息。
木造の織りなす複雑な骨物語のみならず
貴重な歴史をそのまま朽を待っているとは。
理想的です。

首を傾げる彼方が好きよとな。

訪問日は、2009年3月。
まだまだ緑も枯れたままで。
丁度今頃は、緑芽吹いて生命に満ち溢れているかしら…

…上の方の、開けた場所、
イノシシと思われし蹄の痕が無数に………
ちょっぴりドキドキでした。
アレだね、出くわしたら、取り敢えず狩ろう(武器:双剣)。
討伐クエストです。
あ、ワタクシこれでもG級ハンターで御座います。
東京近郊の方、狩りましょう(笑

土の臭いでいっぱい。
祖母の家の農屋を思い出します。
臭いの記憶は、遠くに忘れた懐かしいモノモノを不透明・静寂の向こうの儘
沸々と追憶させてくれます。
田舎の育ちなので、凄く、凄く嬉しいのです。

では…
名残惜しい別れでした。

